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FAGA:女性の薄毛患者急増(10年間で5倍)
2021年04月03日
☆髪は女性の命!!
Ⅰ. FAGA専門外来
女性の薄毛や抜け毛の原因として血流の低下と女性ホルモンの低下や食生活習慣の乱れなど様々なものが挙げられます。頭皮や頭髪の状態、ストレス、食生活を含めた生活習慣を伺うとともに、頭皮や頭髪を医師が診察し、お一人お一人に合った内服薬、外用薬、そして注射療法を中心とした治療法をご提案いたします。
Ⅱ. FAGAは10年間で5倍
髪は女性の命。髪も身体も年齢とともに衰えを感じていくのは誰にとっても悲しいこと。でも現実にはだんだん髪のハリやコシがなくなり、白髪や薄毛、抜け毛など、さまざまな形で加齢変化が目立ってきます。髪の密度は20歳がピーク、太さにおいては35歳がピーク。その後は密度・太さともに衰えていき、30代後半ころから髪のうねりも目立ってきます。そして40歳前後で急に髪の衰えを感じる女性が増えます。女性はさまざまな家庭内問題、仕事や人間関係など、あらゆる類のストレスと闘っています。このような薄毛や抜け毛など、髪の悩みを抱える方が増えていくのは現代社会では当然のことなのかもしれません。
Ⅲ. FAGAの原因
FAGAの原因は主に3つです。
①遺伝
②男性ホルモンの影響
③生活環境変調
女性の薄毛は主に、血流の低下やホルモンバランスの乱れなどが原因になっていることが多いのですが、ストレスをはじめ、他にも遺伝的要素を含め様々なものが原因として関与しています。日常的なことでいうと、たばこは吸わない、過度な飲酒は避ける、栄養バランスに気をつける、質の良い睡眠をとる、過度なダイエットはしないなど気を配っていただく。いずれにせよ、女性の薄毛の原因は1つではありません。様々な要因が重なり合って薄毛になると考えられています。女性の薄毛は年代によって原因が異なります。原因によって対処方法も変わってきます。
★ヘアサイクル
髪は一定のサイクルで成長しています。成長期(新しい髪が成長する期間)→退行期(成長が弱まる期間)→休止期(完全に成長が止まり髪が抜けてしまう)というサイクルが、通常2~6年で繰り返されています。 薄毛・抜け毛の多くは、このヘアサイクルが何らかの原因で短縮され、毛髪が完全に成長する前に抜け落ちることで起こります。
Ⅳ. 治療薬
治療は主に2つです。①毛を増やす、②抜け毛を減らす。
①ミノキシジル:頭皮の血流を促し発毛に必要な有効成分を行き渡らせる。
②スピロノラクトン:悪玉脱毛ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の作用を抑制し、ヘアサイクルを正常に戻す。
③ビタミン、アミノ酸など:発毛に必要な有効成分。
※治療期間は6ヶ月~1年ほど必要となります。
Ⅴ. リスク・副作用
<内服薬>
①ミノキシジル
- 血圧低下、動悸、息切れ、浮腫、体重増加
- 頭痛・めまい
- 肝機能障害
- 初期脱毛
- 多毛症
※注意事項
- 心疾患・腎疾患・高血圧等がある方は服用に注意が必要。
- 使用初期に初期脱毛がみられることがあります(1〜3ヶ月程度)。
②スピロノラクトン
- 頻尿
- 血圧低下
- 月経不順
- 乳房腫脹、乳房痛
- 四肢しびれ
- 高カリウム血症
※注意事項
- 妊娠中・授乳中は使用できません。
- 腎機能障害、高カリウム血症のある方は慎重投与。
- 男性の使用は乳房の腫大・性機能低下等の可能性があり、一般的には推奨されません。
- 効果発現は服用開始後3ヶ月〜半年が一般的。
③パントガールビーガン
- 軽度の胃部不快感、吐き気
- 頭痛
- まれにアレルギー症状(発疹など)
※注意事項
- 効果には個人差があります。
- 妊娠・授乳中は医師に相談が必要。
- 他のサプリや薬との併用に注意が必要な場合があります。
<外用薬>
①ミノキシジル
- 発赤、発疹、掻痒感
- 動悸
②ケトコナゾールシャンプー
- 発赤、発疹、掻痒感
※注意事項
- 使いすぎると頭皮が乾燥し、フケの原因となります。
Ⅴ. 診療の流れ
①Step 1:初診
- 問診
- 診察・カウンセリング
- 必要があれば血液検査(初回)
- 処方・施術
②Step 2:1ヶ月後の再診
- 治療効果判定の確認
- 処方薬の副作用の確認
- 血液検査を行った方は結果説明、必要があれば血液検査(2回目)
- 健康状態に問題なければ治療継続
③Step 3:2ヶ月後の再診(治療開始約6ヶ月後まで)
- 治療効果判定の確認
- 処方薬の副作用の確認
- 血液検査を行った方は結果説明
- 健康状態に問題なければ治療継続(1ヶ月毎の再診)
④Step 4:6ヶ月後の再診
- 治療効果判定の確認
- 処方薬の副作用の確認
- 健康状態に問題なければ治療継続(1~3ヶ月毎の再診)
⑤Step 5:1年後の再診
- 治療効果判定の確認
- 処方薬の副作用の確認
- 必要があれば血液検査
- 健康状態に問題なければ治療継続(1~3ヶ月毎の再診)
Ⅵ. 使用する機器・薬剤について
①ミノキシジル
■未承認医薬品等の明示
日本でAGA治療薬として内服は未承認、適応外使用。外用は承認済み。
■入手経路
国内販売代理店経由で個人購入。医師の処方。
■同一成分、同一性能の国内承認医薬品
内服薬は未承認。外用薬は承認済み。
■諸外国の安全性情報
米国で降圧剤として承認。AGA用はデータ不足。
■公的救済制度
内服薬は未承認薬のため対象外。
外用薬は承認薬のため副作用救済制度の対象の可能性あり。
②スピロノラクトン
■未承認医薬品等の明示
日本で内服のFAGA目的は未承認。適応外使用。
■入手経路
国内販売代理店経由で個人購入。医師の処方。
■同一成分、同一性能の国内承認医薬品
スピロノラクトンは利尿剤として承認。FAGAは未承認。
■諸外国の安全性情報
米国等で利尿剤として承認。FAGA用のデータは限定的。
■公的救済制度
未承認目的のため対象外。
③パントガールビーガン
■未承認医薬品等の明示
未承認。適応外使用。
■入手経路
国内販売代理店経由で個人購入。
■同一成分、同一性能の国内承認医薬
無し。
■諸外国の安全性情報
アミノ酸やビタミンが主成分のため重篤な副作用報告なし。
■公的救済制度
未承認目的のため対象外。
④ケトコナゾールシャンプー
■未承認医薬品等の明示
日本でFAGA目的は未承認。適応外使用。
■入手経路
国内販売代理店経由で個人購入。医師の処方。
■同一成分、同一性能の国内承認医薬品
ケトコナゾールは脂漏性皮膚炎の治療薬として承認。FAGAは未承認。
■諸外国の安全性情報
FAGA用はデータ不足。
■公的救済制度
未承認のため対象外。
Ⅶ. 料金(2025年2月1日~)















